【写真の撮り方】構図をうまく使おう!誰でも使える4タイプの構図

【写真の撮り方】構図をうまく使おう!誰でも使える4タイプの構図

スマートフォンが普及して、誰でも気軽に写真が撮れるようになりました。写真を撮る人の中には、「もっと写真を上手に撮れるようになりたい」と思う方も多いでしょう。

今回の記事では、写真の撮り方が上手になるための構図を、4つのタイプにわけてご紹介します。「構図」を意識して写真全体のバランスを考えれば、誰でも上手に写真が撮れるようになります。ぜひ写真を撮るときの参考になさってください。

被写体をわかりやすくする構図

被写体をわかりやすくすることは、うまく写真を撮るをするために大切です。なぜなら、被写体がわからないと、写真全体のメリハリがなくなるからです。以下の4つの構図を利用すると、被写体がわかりやすい写真を撮れるようになりますよ。

日の丸構図

撮影対象をわかりやすくするためには、被写体を中央にもってくる「日の丸構図」がオススメです。なぜなら、国旗の日の丸のように、一目で被写体がわかるようになっているからです。

たとえば、人の顔や一輪の花を写真の中心にもってくると、一目見て被写体がわかります。写したいものが簡単にわかる写真を撮りたい場合は、日の丸構図を使ってみてください。

シンメトリー構図

撮影対象をはっきり写したいときには、「シンメトリー構図」がしばしば利用されます。シンメトリー構図は、上と下や、左と右が対になっているものを撮ることで、撮りたいものがすぐわかる効果があります。

たとえば、神社の鳥居や、水に反射している風景がシンメトリー構図に使われます。上と下・左と右が対になっているものを写したいときは、シンメトリー構図を活用してみてください。

サンドイッチ構図

被写体をわかりやすくするためには、「サンドイッチ構図」を使うと便利です。被写体を左右から挟みこむことによって、より引き立てることが可能となります。

たとえば、イチョウの並木道を使って両サイドにイチョウのサンドイッチを作れば、目立たせたいものが際立った写真が撮れるようになります。周りに被写体を挟みこめるものがある場所は、サンドイッチ構図の活用がオススメです。

トンネル構図

撮影するものを注目させるためには、「トンネル構図」を使うといいでしょう。被写体の周りをほかのもので囲んで、撮りたいものをわかりやすくする写真が撮れるからです。

たとえば、建物の中から外の景色を撮りたいときに、あえて手前の窓枠を写すのがトンネル構図です。手前の枠で囲むことによって、そこからのぞいているイメージになり、撮影物を目立たせることができます。

躍動感を出す構図

次に、写真に躍動感を出すための構図を解説します。写真の対角線と被写体を意識することで、写真全体のクオリティを高められます。躍動感を出すための構図は、以下の2つです。

放射線構図

写真に撮るものが動いているかのように見せるには、「放射線構図」が役に立ちます。被写体を中心として、複数の線が出ているようなイメージの写真を撮ると、奥行きを感じられることが理由です。

たとえば、車が高速道路を走っている写真は、車から複数の線が出ているように見えます。このため、車が走っているイメージが伝わり、写真に躍動感が出やすくなります。

対角線構図

被写体が動いているように見せるには、「対角線構図」も効果的です。写真の対角線を意識して被写体を写すと、正面から撮った写真に比べて、より立体的に感じられるからです。

たとえば、対角線に沿ってお菓子の箱を少し斜めにして写真を撮ると、全体のバランスがとれて動きがあるように見えます。このように、対角線構図は、躍動感がある写真を撮るのに有効な手段であるといえます。

遠近感を出す構図

写真をうまく撮るためには、遠近感を活かした構図の活用がオススメです。遠近感が出ると、被写体をくっきり写すことが可能だからです。遠近感を活かす構図は、以下の2つです。

アルファベット構図

遠近感が出る写真を撮れるようになるには、「アルファベット構図」をマスターしましょう。S字、C字、O字などでなめらかさを表すことによって、立体感が生まれるからです。

たとえば、上から見た道路がS字になっている風景写真や、O字になっている公園の噴水は、アルファベット構図を使いやすい被写体といえるでしょう。

三角形構図

遠くにあるものと近くにあるものを見やすくするには、「三角形構図」の利用がオススメです。高さや奥行きがある被写体を三角形に見立てて撮ることで、全体の距離感がわかりやすくなるからです。

たとえば、東京タワーのような、先が尖った建造物を下から撮った写真が、三角形構図に当てはまります。距離があるものを写真に撮る際は、三角形構図を活用してみましょう。

雰囲気が伝わりやすい構図

写真の撮り方を上達させるには、雰囲気が伝わるかどうかが重要です。なぜなら、雰囲気がわかることで、実際の光景をイメージしやすくなるからです。オススメの構図は2つあります。

三分割法

雰囲気がイメージできる写真を撮るには、「三分割法」の利用が効果的です。写真全体を縦、もしくは横の3つに分割して、線の上や線が交わる点に写したいものを置きます。あえて被写体を中心に置かないことで、全体の雰囲気がわかりやすくなります。

たとえば、料理の写真や風景全体を写すときなどにオススメです。ぜひ、三分割法を利用して、雰囲気が伝わる写真を撮ってみてください。

二分割法

「二分割法」を使えば、写真全体の雰囲気が伝わりやすくなります。写真全体を2つにわけることで、被写体や風景の境目がくっきりわかりやすくなるからです。

海の写真は、二分割法のわかりやすい例です。空と海で写真を2つにわけることによって、海岸の雰囲気がより鮮明に伝わりやすくなります。

このように、写真を2分割したような写真を撮ると、撮影した写真の実際の雰囲気がわかりやすくなるでしょう。

まとめ

「もっとうまく写真を撮れるようになりたい」という方向けに、写真の撮り方が上達する構図について解説しました。構図には、「被写体をわかりやすくする構図」「躍動感を出す構図」「遠近感を出す構図「雰囲気が伝わりやすい構図」の4つのタイプがあります。撮りたい景色や被写体に合わせて、最適な構図を見つけてみてくださいね。

「写真の撮り方に関して専門的なアドバイスや相談をもらいたい」「プロに写真を撮ってもらいたい」という方は、ぜひ「南風スタジオ」までご連絡ください。ご満足いただける写真を提供させていただきます。