終活の一環で写真を残す方増加中!お葬式と遺影に関する豆知識

終活の一環で写真を残す方増加中!お葬式と遺影に関する豆知識

一般的な葬儀では、祭壇の中央に、亡くなった方の写真が飾られます。この写真を「遺影」と呼び、多くの場合、葬儀後、仏壇近くなどに飾られることになります。この遺影は、葬儀には必須のものなのでしょうか?

今回は、葬儀と遺影についての豆知識や、遺影を生前に準備することについて解説します。

遺影は葬儀に必須なのか?

知人や身内の葬儀に参列したことがある方は、その祭壇に飾られている遺影を見たことがあるかと思います。現代において、葬儀に遺影は、必須のものと思われる方が多いでしょう。

しかし、厳密にいえば、葬儀に遺影は必須のものではありません。考えてみれば、写真が日本に登場する以前から葬儀は行われており、その当時の葬儀では、当然ながら遺影は存在しません。

多くの場合、葬儀の祭壇に遺影を飾りますが、遺影がないと葬儀が行えないというわけではありませんのでご安心ください。

様変わりする葬儀の形

近年においては、葬儀の形もさまざまです。もちろんセレモニーホールや寺院を利用して、多くの参列者を迎える葬儀もありますが、家族や近親者のみで行う家族葬や、葬儀は執り行わず、直接火葬場にご遺体を運ぶ直葬なども増えています。

こうした家族葬や直葬などの場合、遺影を飾ることは少なく、葬儀の形によっても、遺影が必須ではありません。

葬儀のときに遺影はあったほうがいい?

では、遺影は必要ないのでしょうか?葬儀を行うのであれば、やはり遺影はあったほうがいいでしょう。家族葬などのケースでも、列席者に対し故人を思い出して偲んでもらうためには、やはり写真があるほうがいいといえます。

遺影はどうやって準備する?

一般的に遺影は、遺族が用意します。できるだけ近影で、かつ祭壇に飾るのに適した写真が必要です。表情がよくても服装が遺影に適していない場合などでも、服装の部分は正装に変えられます。

葬儀社に依頼すると、葬儀社にいる技術者が写真を上手に合成し、正装の写真に変えられるので、服装にはこだわらず、いい表情の写真を選びましょう。

親族や知人から受け取る方法も

遺族の手元に遺影に適した写真がない場合、親族や知人から写真を借り受けるのもひとつの方法です。ただし、この方法には問題点も。葬儀の準備は故人が亡くなった直後から始まり、数日のうちに葬儀となります。

故人をなくした精神的ショックの中で用意する必要があり、時間も限られています。この時間のない中で、自宅で遺影を探し、親族や知人にも探してもらい、遺影を準備するのは相当大変な作業です。

そのためにも、生前から遺影を準備しておくのがベストです。つまり、終活の一環として、遺影に適した写真を撮影しておくのがいいでしょう。

終活としての写真撮影

終活の一環として、遺影撮影、写真撮影をする方は増えています。自分のお気に入りの服を着て、きれいに化粧をして、プロのカメラマンに遺影を撮ってもらう形が主流です。

撮影は一度ではない

多くの場合、遺影の生前撮影は一度ということはありません。多いケースでは、毎年決まったタイミングで撮影をする方もいます。ご自身の誕生日という方や、敬老の日にご家族と一緒にいらっしゃる方も少なくありません。

ご本人が乗り気でない場合は?

生前における遺影撮影で、一番ネックになるのは、「ご本人が乗り気ではない」というケースです。遺影の準備をするということは終活といえますが、そもそも終活に積極ではない方もいらっしゃいます。

こういった方に、「今のうちに遺影を」と言っても、なかなか納得してもらえませんし、そもそも言い出すきっかけも難しいところです。

乗り気ではない人に撮影をすすめる方法

ご自身の遺影撮影に積極的ではない方に、撮影しておこうと思ってもらうためには、まず「物」を見てもらうことが重要です。プロのカメラマンにきれいな写真を撮影してもらうことの素晴らしさを感じるには、実際に撮ってもらうことです。

オススメの方法は、「家族写真」を撮ることです。家族一緒に写真を撮ることで、プロの撮影する写真のよさを感じてもらい、自分から積極的に遺影を撮影しておこうと考えてもらうのがいいでしょう。

まとめ

終活とはいえ、自分の葬式用の写真を積極的に撮ろうという方は、さほど多くはありません。とくに撮った経験のない人はなおさらです。

遺影だけを撮影する目的で写真館に行くのは気が進まないようでしたら、「家族や親族と一緒に家族写真を撮るついでに、せっかくだから遺影を撮っておこう」ということにすれば、積極的に写真館に赴いてくれるでしょう。

家族写真の撮影も、遺影写真の撮影も、多くの経験を持っているのが私たち「南風スタジオ」です。とくに遺影にすべき写真は、美しく撮影する必要があります。プロがスタジオで照明機器を利用して撮影すれば、美しく仕上げることができます。

さらに、仕上がった写真を丁寧に修正する技術もありますので、遺影撮影をするスタジオをお探しの方は、ぜひ南風スタジオにご相談ください。