ポートレートってどんな写真?プロに依頼するメリットもご紹介します

ポートレートってどんな写真?プロに依頼するメリットもご紹介します

ポートレートは、自分を紹介するための重要なツールです。近年では、カメラの機能が向上して特別な知識がなくてもポートレート写真が撮れるようになりました。

そんな中、あえてプロカメラマンに撮影を依頼するメリットについてもご紹介しています。これからプロフィール写真を撮ろうとお考えの方は、ぜひこの記事をご参考ください。

ポートレートとは

「ポートレート」とは、肖像写真のことです。いわゆる「プロフィール写真」とも呼ばれるもので、背景をぼやかした人物に焦点を当てた写真を指します。

自然体で過ごす姿を切り取ったスナップ写真とは異なり、被写体となる人物がきちんと撮られることを意識したものです。つまりポートレートは、誰かに見せることを目的に撮影された写真といえます。

以前はポートレートといえば「プロフィール写真」を指し、ビジネス用の背景が白やグレーといった無地、被写体はスーツなどのフォーマルな恰好をして正面を向いているものが主流でした。

しかし、近年では「プロフィール写真」と「ポートレート」は混同されて使われています。オフィシャルな場で使う固い印象の写真も、カジュアルで華やかな肖像写真もまとめて、「ポートレート」、もしくは「プロフィール写真」と呼びます。

ポートレートの用途はさまざま

ポートレートを撮影する目的はさまざまです。婚活に用いるPR用の写真、ビジネスやオーディション用の写真、成人式や結婚記念の記録用の写真などが挙げられます。ポートレートは、自分がどう見られたいのかを写真という形に収めた自己紹介ツールなのです。

最近では市販のカメラやスマートフォンの性能が上がったため、特別な知識や技術がなくても、クオリティの高いポートレートが作れるようになっています。そのため、SNSのアイコンで使うプロフィール写真や自己紹介用の写真など、気軽にポートレートを撮影、活用する傾向にあります。

ポートレートに決まりはない

ポートレートには「このように撮らなければいけない」という決まりはありません。一般的には顔がよくわかるような胸から上のバストショットが多いようです。

しかし、オーディション用や婚活用といった目的によっては、被写体の全身を写す場合もあります。ほかにも、後ろ姿や身体の一部分だけをピックアップしたもの、小物を使っているポートレートがあります。

表情も、以前はいかにもプロフィール写真といった真面目な表情のものが多かったのですが、最近では用途の広がりに合わせて、にこやかな表情の写真も増えてきました。

規定がある場合には規定通りに、規定がない場合には使用目的をよく考慮して、目的に合ったアングル、表情のポートレートを作りましょう。

ポートレートの構図:日の丸構図

次に、代表的なポートレートの構図をご紹介します。もっとも一般的なのは、モデルを写真の中央に配置する「日の丸構図」です。

日の丸構図では、モデルの存在感を強く出すことができます。基本となる構図なので、最低でも一枚は用意しておきましょう。

日の丸構図はわかりやすく明快な一方で、多用すると単調になってしまいます。ポートレートが複数枚必要な場合や、他の人と差をつけたい場合には、目線をずらす、色や小物で注意をひく、余白を変えるといった工夫をすると、印象が違って見えます。

ポートレートの構図:三分割構図

続いてのおすすめの構図は、王道である「三分割構図」です。三分割構図とは、写真全体を縦横それぞれ三分割し、そこにモデルを配置します。バランスのいい余白が生まれることで、モデルと背景に一体感が生まれ、調和のとれた落ち着いた印象を与えるのです。

また、三分割という割合は、安定感を生みます。スマートフォンやデジタルカメラで撮影する場合には、画面にグリッド線を表示させて、モデル位置の目安にしましょう。

ほかにも、余白を大胆にとってストーリーを表現する、被写体のパーツにぐっと寄る、目線を上げる、もしくは下げるといった、ちょっとした工夫で印象的なポートレートを作れます。ぜひ挑戦してみてください。

ポートレートをプロに依頼するメリット

最近では、プロ仕様ではないカメラやスマートフォンにも、ポートレート撮影向けの機能が搭載されています。ポートレート機能とは、自動的にピントを調整してくれる機能です。

つまり、専門的な知識や技術がなくても、背景をぼかして被写体を浮き立たせた写真を容易に撮ることができるのです。このように、自分で撮影したポートレートを「セルフポートレート」と呼びます。カメラのオート機能が向上したおかげで、ポートレートを必ずしもプロのカメラマンに頼む必要はなくなりました。

それでは、プロのカメラマンによるポートレートはセルフポートレートとどう違うのでしょうか。写真館で撮影されるポートレートは、カメラマンと一緒に作り上げるひとつの作品です。

自分が表現したいイメージや伝えたいテーマ、アピールしたい魅力を要望として伝えると、カメラマンは積み上げてきた経験と知識と専門性をもとに、ポートレートの構想を練ります。

どのような構図やアングルが適しているのか、どのレンズを使うのが効果的か、屋外撮影なら撮影時間帯や背景、モデルの手の位置ひとつでも、ポートレートの印象は異なります。よいポートレートを作成するためには、プロカメラマンの技術は欠かせません。

こうして二人三脚で作り上げたポートレートは、被写体自身が気づかなかった魅力を引き出してくれることもありますし、思ってもみなかった仕事や出会いを引き寄せてくれることもあります。

魅力的なポートレート写真を撮るためには、事前にポートレートの用途や撮影の目的、大まかなイメージだけでも伝えておきましょう。情報を共有することで、ポーズや構図、小物がぐっと決めやすくなります。

まとめ

今回は、ポートレートについてご紹介しました。横浜市中区にある私たち「南風スタジオ」は、開業してから約70年間、地域に密着して営業してきました。

ポートレート撮影の経験も豊富で、スタジオ内での撮影はもちろん、出張撮影も承っております。皆さんのお力になれるよう誠心誠意努めますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。